このレビューはネタバレを含みます
イカノートのときも思ったけど、日本の作品とは良くも悪くも全然違うなぁと感じさせられる作品だった。
日本の作品で同じテーマを描くと、島の異常さをもっと前面に押し出して、洗脳や殺人をもっとえげつなく描いてると思う。
そして理論上脱出不可能な島から、どう知恵を絞って逃げ出すかが主軸になりそう。
一方この作品は割と島の管理はガバガバで、そこまで絶望感は感じない。
密着しないと打てない謎の殺人道具になぜか大人しく殺される人たち。銃のほうが怖いし、抵抗すればすぐに奪えそうだ。
島の監視も甘く、位置探査機も自由に取り外せるので割と自由に行動し放題。（日本の作品だったら外したら爆発してるところだった）
そんなガバガバの島なので、脱出より人間関係が主軸にストーリーが展開される。
なぜかリンクとは必ず恋愛関係になってるように、隙あらばねじ込まれる恋愛関係は少女漫画っぽさを感じる。
日本の作品の非現実感よりはリアリティあるように感じつつ、一方でこんな島が15年も見つからないわけないとか、大量のお金と流通ないとこんな綺麗な生活できないだろとか、電気や食料どうしてるんだとか違和感は覚えた。
とはいえ、設定自体は好きなので最後まで楽しめました。
１話はFyre festivalが成功した世界線って感じ。
