風起花抄(ふうきかしょう)~宮廷に咲く琉璃色の恋~の14の情報・感想・評価

エピソード14
第14話
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なっこ

なっこ

#9-14 “私にできるのはここまでよ” 繰り返されるこのセリフ好き。脇役だけど視聴者の“よくやった!ナイスアシスト!”と言ってやりたくなるほど主役級の働きをしたときに許されるセリフなのかしら。 皇太子が正体を明かして、ようやく主要人物の輪が繋がって、ここまで個別に展開されていたエピソードが全て一つに集約された感じ。 個人的には、命懸けで秘密を守る順子の男気と慈悲深い養父孫氏の生き様が好き。夜の宮中の庭でのシーン。 宮中の池に身投げなんて、きっとどの時代にも起きている誰の記憶にも記録にも残らないような小さなエピソードなんだろう。けれど、彼らだってその時そのときを必死に生きて、自分の仕事をしていただけなんだろう。名も残らないそんな役人に自分のいまが重なって泣けてきた。吹けば飛ぶほどの脇役に過ぎない、私も主役級の誰かの役に立てているだろうか。
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