peplum

初恋の悪魔のpeplumのレビュー・感想・評価

初恋の悪魔(2022年製作のドラマ)
4.3
坂元裕二の新作というだけで今期1番期待している作品。林遣都が歴史上の事件ペラペラ語り出して坂元裕二指数が上昇。田中裕子出てきて『anone』じゃん!となり、萩原みのりが出てきて(出方が花束みたいにさりげないー)と思った。柄本佑の小声早口からしか得られない栄養素がある。茉優がまだ掴めない。最後のやつ怖い。捜査するのに3D上の仮想空間ぽいのが新しくて好き。いずれにしても楽しみです。
2話。まずオープンマリッジで笑った。あと馬淵と鹿浜が一緒に首かしげるのがおもろい。小鳥が摘木のことを摘木っつぁんと呼ぶのがかわいくて好きだった。カップや椅子をグレードアップしてるのがかわいい。深夜の告白でRedemptionがあったのがよかった。動物園の飼育員て最高の離婚と同じやんけ。そしてまた摘木の怖いやつで引いたし、ヤスケンが怖い。
3話。首かしげるのまたやってくれて楽しい。「言ってみれば悪魔に恋した異常者なんだ」でタイトル回収してきたー。小鳥が摘木っつぁんて言わなかったな。本人に呼びかける時だけなのかな。毎回佐久間由衣のためだとメリハリないなと思ってたら星砂のためになって楽しかった。ヤスケンはいいやつなのか?今回は事件の詳細よりも星砂の謎の一端に触れて怖かった。あのタイミングの署長も怖い。塚本連平演出だった。
4話。伊藤英明こええーー。なんなんだあいつ。鹿浜痛みで好きに気づくの切ないね。摘木と仲良くする馬淵くんかわいい。今回は事件に挑むのが2面進行で面白かった。円で特定していくの見た目にもよかった。
5話。なんかわからんけどもう終わった…と思わされる1時間だった。鹿浜くん助かってよかった。カラオケ出てきてファンは嬉しいよね。CHE.R.RYのサビをスルーできる人類はいない。世代だから嬉しかった。書き間違えちゃう小鳥かわいい。復讐に取りつかれたお婆さんってすごい坂元作品ぽい。星砂が変わっちゃったところめちゃくちゃしどけなくて好きだった。どうなっちゃうの?
6話。めちゃくちゃ山場じゃないか。ここ5話の謎を一気に加速させて、あるものは謎解けるけどあるものは更に深まっていくゲームチェンジャーな回だった。ネカフェ生活出てきて坂元裕二を感じ、リサの写真みて、ん?となったらマジで満島ひかりで坂元裕二指数が急上昇。短い回想なのにちゃんと痛みがあるシーンだった。署長怖い。ガタイのいい伊藤英明でいいキャスティングだ。カレーをチンして食べる2人がかわいかった。ヤスケンのELMOってスライドがかわいい。リサの肩紐。肩紐!!!あと摘木っつぁん、鈴ちゃん、コトリンなど呼び名が変わって友達を大事にする鈴之助がよかった。
7話。カラオケの出し方がすごく坂元裕二。星砂の距離感の出し方上手くてさすが茉優。手紙というモチーフがもつ強さ(その場にはいないのに2人だけがわかる話ばかり出る)というのが十全に生かされていてよかった。思い出がキュンキュンしました。
8話。遂にあくお兄ちゃんのスマホ。相変わらず似てる夫婦。星砂がカレー食べて変わって走っていって戻るのが切ないし、それを魅せる茉優がすごくいい。雪松ここまで来たら逆に怪しいと思ったけどもう決定か。将暉の弟出てきたら一瞬脳がバグる。主題歌にRHYMESTERきてた。初恋がここでも拾われてて回収されてる。
9話。菅田弟かなり大きい役だった。謎が解けると思ったのにまだ分からなくてもどかしい。雪松かなりやばいけど息子だったのか??どうなんだ。止め絵クラシックはよく出来てる。
最終話。ハラハラしたりドキドキしたり忙しかった。鈴之助の喪失感に同期してしまうと辛かった。星砂が戻ったりして嬉しいけど残酷でもあり、別れってそうそうキチンとできるものでは無いからあのたわいない会話も含めてよかった。前髪下ろし太賀に前世で付き合っていた女子の部分が反応した。無い記憶。カニ!パジャマ。ラストはまたマーヤーやってくれて好きな終わり方だった。緊迫した状況で通知音が鳴るの『最高の離婚』だったし、後ろ姿で手を振るの『花束みたいな恋をした』で嬉しかった。

坂元裕二の警察ものってこうなるんだという驚きとそうそうこれこれって嬉しくなる部分が多くてとても楽しませてもらった。
peplum

peplum