TAKA

すべて忘れてしまうからのTAKAのレビュー・感想・評価

すべて忘れてしまうから(2022年製作のドラマ)
4.0
舞台となるBAR灯台という店がいい。さらに、古風な喫茶店もまたいい雰囲気だ。
そのどちらにも毎日行くという作家に阿部寛。
取り巻く役者の顔ぶれが魅力で厚みがある。
何よりも、阿部寛が無骨ながらも周りの人達に支えられ、時にはそそのかされて行動する様子が面白い。
その主人公の独白をCharaがしているのも奇異だが、だんだん違和感がなくなってくる。
試写で3話までを視聴。
燃え殻原作の小説をドラマしたもの。
ハロウィンの日に突如姿を消した作家の同居人は、謎だらけの女性を取り巻く人々が次々に登場することで展開する。
誰かがトイレに行くと、何かが展開する仕掛けがある。
毎話終了と共に、BAR灯台でのライブという形でゲストミュージシャンが登場するのが魅力の一つとなっている。第二話では、三浦透子さんの澄んだ歌声が印象的だった。
続けて観たくなる要素がいくつも散りばめられ、楽しめるドラマだ。
主人公がミステリー作家でもあり、ミステリー性がつきまとう不思議な魅力を醸し出している。
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