よーすけカサブランカス

アンダー・ザ・ヘブン 信仰の真実のよーすけカサブランカスのレビュー・感想・評価

3.9
実話が基なんだからしょうがないんだろうけど、モルモン教はともかくユタ州そのもののイメージがとてつもなく下がりそうで心配になってしまった。
モルモン教という開拓/侵略に特化して作られた派閥のさらに過激派が起こした事件ではあるが闇は深い。
ただのシリアルキラー実録で終わらないのは主人公の刑事が同じモルモン教徒であるということ。信仰が揺らぐアンドリュー・ガーフィールドという姿は「沈黙」でも覚えがあり、さすがの演技。普通に教会の肩を持つ妻の姿は恐怖。
森に捜索に入る場面と、ブレンダの家にダンが侵入する前後の、ここぞという場面の演出はかなり決まっていた。