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ウ・ヨンウ弁護士は天才肌のWednesdayのネタバレレビュー・内容・結末

ウ・ヨンウ弁護士は天才肌(2022年製作のドラマ)
5.0

このレビューはネタバレを含みます

🌧️#9

噂に違わぬ面白さ。
自閉症の特性を網羅的に教えてくれるし、スペクトラムへの言及もあるし(大事!)健常者の知的障害者への性的暴行というトピックにも果敢に踏み込むしで、スタッフの人々がこのドラマを制作するにあたって並々ならぬ情熱と神経を注いだことが察せられた。

主人公のウヨンウ、本当に愛らしくて好きになったんだけど、途中から自分が
彼女の容姿+特性(歩行のぎこちなさや手先の不器用さ)を”か弱さ”や”幼児性”に変換して好感を抱いていることに気がつき死にそうになった。
例えば、フワフワした歩き方は体幹の無さや運動の不器用さに由来するのだけど、50代男性が同じことしてもそれを可愛いに変換するか?って言ったら恐らくしない。ウヨンウが女性だから、見た目が可愛いから、それってつまり性差別だよなと。

ウヨンウの”か弱さ”について関連して気になったのが、彼女がペットボトルの蓋を開けるのに手間取り、イジュノやスヨンが無言で取り上げて開けてあげる、というシーン。
イヤーマフを日常使いするウヨンウだったら、20数年生きてきて誰かに蓋を開けてもらうまでもたつくよりもペットボトルオープナーなどの道具を駆使して自分で対応してそうだし、(再び例として) 主人公が50代男性だったら同じようなシーンを入れるかな?と思った。考えすぎか?

同僚弁護士のクォン・ミヌについても。彼はウヨンウへの反感を抱く人間からいつの間にか物分かりのいい人間に変わっていたが、ウヨンウへの待遇が優遇なのか合理的配慮なのか果たして納得できたのだろうか。対チェ・スヨンで徹底的に議論してほしかった。

あと、ウヨンウ身体の使い方に苦労してそうなのにヒール高めの靴を愛用しているのが気になった。この製作陣だったらまさかファッションというだけでは無さそう。調べたところ妥当性がありそうなのはコレだけど、真相はいかに。
https://souffle.life/column/mu-chan-tsushin/20190813-2/
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