だーあま

脚本芸人のだーあまのレビュー・感想・評価

脚本芸人(2022年製作のドラマ)
2.2
1話…後出しが多い。登場人物がどうでもいい小さなコトに対して妙な思い入れを持っていて共感しにくい。いわゆる日本ドラマ的な大仰な演技を更に大げさにした演技。偏見だけどお笑い芸人が脚本書くときはどんでん返しを書きたがる傾向がある気がするほどんでん返しがあれば面白いとか、芸人だからどんでん返ししてアッと言わせるような作品を作らなくてはという固定観念でもあるのだろうか。(吉住)
2話…まとまっている印象。それなりに勉強してるんだろうなと思わせる作品だったが、意地悪な言い方をすればそもそもお手本にしたであろう参照元自体がダメであって、そのダメな作品を再生産しただけな感じの作品。おそらく日本のF1層向けのテレビドラマを参考したのだろう。ただ脚本を書いた3人の中では一番今後に期待できそうな作品だった。(かたまり)
3話…雑な作品という印象。メタ的な終わり方は好きではないが、やるにしてももう少し上手くできたはず。作者は近年バラエティ番組のフィールドでは巨匠キャラで活躍しているが、この仕事を引き受けて一番株を落としてしまった。(う大)

面白いコントが書けるからといって、面白い脚本が書けると限らない。というのもコントと脚本は一部似ている部分があるものの別物だからだ。
コントは尺が短く、ストーリーを牽引する強い動機や見ている者の関心を引っ張り続ける要素がなくても問題ない。コントをそのまま映画にしようとすると映画の長い尺を保てないのでコントを繋げるしかない(例:『みんな~やってるか!』、モンティパイソン作品など)。舞台演芸場の手法であるボケ、ツッコミを導入できない。
コントでは短い尺の中でどれだけ切れ味のある言葉を入れ込むか、どれだけ面白い場面の断片を入れ込むかが面白さを左右する極めて重要な要素であるが、脚本では数ある要素の一つであってコントと比較するとそこまでではない。
キャラクターもののコントを描く芸人だったらもっとうまくできた気がする。