ウシュアイア

推しが武道館いってくれたら死ぬのウシュアイアのレビュー・感想・評価

3.9
岡山ローカル地下アイドルChamJamの古参オタのえりぴよことえりは、収入のほぼ全てを人気最下位舞菜への推し活につぎ込む熱狂的なファンであるものの、元来引っ込み思案な舞菜からは塩対応が続く。そんなアイドルとドルオタ(アイドルオタク)の交流を描いたコメディ。

原作漫画未読、アニメ中断中。

アニメを数話観た限りでは、えりぴよのドルオタぶりが振り切れ過ぎていて、いわゆる百合(女性同性愛もの)っぽかったので、フェードアウトしてしまったが、えりぴよのキャラクターがマイルドになっており、まったく百合っぽさがなくなっていた。

これはえりぴよを、アイドルとして活動し、多くのドルオタをつぶさに見てきた元乃木坂46の松村沙友里が演じたことが大きい。女性のドルオタがどういう目でアイドルを見ているのか、そして女性アイドルは女性のファンからどういう視線でどういう対応をされるのかうれしいのかを熟知しており、女性アイドルと女性ファンの関係性がリアルに描かれているように感じた。

アイドルの推し活は端から見ればあんな大金つぎ込むなんてバカみたい、って思うかもしれないが、「推し」をもつことはまさに生きがいをもつことだということがよく分かる。
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