光戦隊マスクマンの36の情報・感想・評価

仲の良すぎる双子の少女を無理やり引き離すと、お互いを呼び合って猛烈なエネルギーが生まれる。それを爆発させて街を破壊するという、トンデモなシナリオだがやはり丸め込まれてしまう。曽田脚本はおそろしい。 ところで、これは深読みかもしれないけれど、この双子には面が被せられる。つまり、双子のアイデンティティって顔が同じことであるはずで、その片方の顔を見えなくしてしまうと、彼女らが双子であることは証明できない。 そしてこの二面性は変身ヒーローへの言及と受け取ることができる。要するに、変身前と変身後が同一人物である保証など実はなく、というか本当は別人であるわけで、その辺りをメタ的につついているのではないか。こう考えると尚更おそろしい脚本である。