エピソード21
乖離Ⅴ:ゲイザーの鉄槌!

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あらすじ
ジャマーガーデンの道長(杢代和人)らの前に脱落した大智(後藤大)が現れた。大智を参謀として迎えたベロバ(並木彩華)は、仮面ライダーに対抗するゲリラ組織を結成すると妖しい笑顔で宣言する。
冴(小貫莉奈)の家族が「時限爆弾ゲーム」のターゲットになってしまった。英寿(簡秀吉)らはライダーに変身、仕掛けられたメロン型爆弾を運ぶジャマトの捜索を開始する。
景和(佐藤瑠雅)から取り戻したバックルでゾンビフォームに変身し、必死に戦うロポの前にバッファジャマトが現れた。バッファの力を活かすにはゾンビバックルが必要、という大智の提案でバッファはロポからゾンビバックルを強奪する。
「返して!家族を助けたいの!」
ロポの悲痛な叫びを無視するように強烈な一撃を見舞うバッファ。そんなロポを身を挺して守ったナーゴは変身を解除、負傷してしまう。冴が倒れてしまえば家族も守れなくなる、という祢音(星乃夢奈)の思いを聞き、冴は心動かされる。
爆弾魔ジャマトのアジトが見つかった。意を決したロポはタイクーンからフィーバースロットバックルを強奪。自らをデザスターと認めブーストフォームにチェンジするとタイクーンとナーゴを攻撃し、「家族は私の手で守る」とジャマトに戦いを挑む。
そんなロポをギーツもフォロー。激しい爆発をかいくぐり、次々とジャマトを倒すと、ロポもメロン爆弾を手にしたジャマトを撃破する。
そのころ英寿からの依頼を受けたニラム(北村諒)は道長の前で仮面ライダーゲイザーに変身。圧倒的なパワーでバッファジャマトを亡き者にしようと強烈な一撃を放つ。しかし、それでも立ち上がろうとするバッファの力を認め、トドメを刺さずに去っていく。
メロン爆弾を止める青と黄色のコードの切断になんとか成功。冴は無事に家族を守りゲームは終了する。そしてデザスター投票の結果、満票で冴の脱落が決定した。なんと冴はデザスターであると自らに投票していた。
実は冴はデザスターの正体が祢音であることを見抜いていた。理想の世界が叶わずとも本当の愛さえあれば家族を守れる。それを祢音から教わったという冴は、あえて脱落することを選んだという。
「だから祢音ちゃんも絶対に幸せになって…」
そんな言葉とともに消滅した冴。祢音は残されたドライバーを手に涙を流す。
英寿か景和か、あと一人脱落すれば祢音がデザ神となる。
「ここまできたからには、もう遠慮はしない。私がデザ神よ」
祢音は強い決意とともに、しっかりと前を向いた。
仮面ライダーZ
鈴木仮名
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