TATSUYA

エルピス—希望、あるいは災い—のTATSUYAのネタバレレビュー・内容・結末

4.1

このレビューはネタバレを含みます

すごいドラマだった、、!

一つの事件を追ってる内に、政治や司法の闇に触れていく展開は、『新聞記者』と通じるものがあったけど、
主要人物たちがそれぞれの方法で最後まで向き合っていくのは、ドラマとしてとても爽快感があった。
新聞記者の方はもっと現実的で、直接的な表現だったから、向き合いきれない不条理みたいなのがテーマだったけど。
せめて物語の中だけは、こうして、真実や正しいことを世の中に投じる世界であってほしい。普通の人たちが普通に仕事をまっとうして、希望を持って生きていくことができる世界であってほしい。

でも。
全てが完全に、綺麗に、丸くおさまったわけではないのが、現実でもあるのでしょう。
ベターエンドとでも言うのかな。
そのどうにもならないことを、浅川さんは、斉藤さんを信じることで、希望に代えたんだね。

見応えあった。

長澤まさみは、どんどん素晴らしい作品で爪痕を残していくな。
郷敦の泥臭いジャーナリスト感も本当にすごかった。
それぞれが違う手段で、違う道を歩みながら協働していく姿。作り込まれてるなあ。
全くもってなんの絡みもないけど、
一時決裂しても、結局は互いを信じ合うことで力を得た二人が、僕の大好きなネウロと弥子ちゃんのように見えたよ、、浅はかな感想で申し訳ないけど。
TATSUYA

TATSUYA