飛行艇

エルピス—希望、あるいは災い—の飛行艇のネタバレレビュー・内容・結末

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このレビューはネタバレを含みます

骨太企画だとSNS各所で聞いていたけれど、これ程とは。観ることができて良かった。

自分が普段観ているメディアに対する信頼度がいかに脆弱なのか。信憑性が低いかもしれないのに信じてしまうのはメディアが持つ力。色々考えさせられると同時に、真実を求めて全力で走る大人の姿に胸打たれた。特に5話〜最終回にかけての奔走ぶりは必見。少しずつ社会の汚さがわかり、泥臭くなっていく岸本拓郎演じる眞栄田郷敦さん、一話と最終回で全く人間が変わってしまった。その変貌ぶりに驚く。凄すぎる。

浅川恵那が最終回で、こんなことを零す。
「希望って誰かを信じられるってことなんだね
岸本くん、ありがとう」
真実を追い求め続けたからこそ出た言葉だと思うと、涙が出た。

ナレーションが入ることによって、緊迫感ある内容が少し緩んだり、一度落ち着くことができたり、と緩急のバランスが取れていてナレーションの巧みさに感服した。

エンディングテーマも素敵だった。

参考文献読んできます。
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