レトーポ試験

エルピス—希望、あるいは災い—のレトーポ試験のレビュー・感想・評価

4.4
ワンクールに一本欲しいけどそうそうお目にかかれないクオリティの邦ドラマ。かなり面白かった!プロデューサー始め製作陣の本気度がレベチ。
・連続殺人事件の死刑囚の冤罪証明
・vs強大な権力
・マスコミ、メディアの功罪
・国のお偉いさんとズブズブの報道体制
キャッチーなテーマの社会派ドラマでありながら、関係各所をグサグサと刺していく様が見ていて爽快なレベル。

首都新聞の笹岡さんのデスクトップが好きすぎて真似したくなる。村井さんは本当は熱を持った人間だと最初から信じてました!

システムの一部だからこそ信念だけじゃどうにもできない絶望に屈することもあれば、僅かに見える希望でもう一度動き出す、の繰り返し。最後に残るのは真実と信用できる人、って言うのはさすがに綺麗事すぎるけど、大きなものをひっくり返すには何よりも持っておくべきカードなのかなと。それぞれの立場からことを成し遂げた最終回のカタルシスがエグかった。ドラマって積み重ねだから、カタルシスがよりカタルシスになるよね~。

どうも体調の波が激しくて映画を2時間見続けるのがしいどい。何本も途中でやめちゃった悔しい。ドラマがちょうどよくなってきちゃってる。
レトーポ試験

レトーポ試験