レトーポ試験

ペンディングトレイン―8時23分、明日 君とのレトーポ試験のレビュー・感想・評価

4.2
唯一毎週楽しみに見てたドラマ!遂に終わってしまった。見続けて良かったー。

SFサバイバルの皮をかぶって人間ドラマを見せてくる。人間ドラマに舵を切ったのはまぁ順当なのかなとは思うし、連ドラの予算的にも正解の作り方。相容れぬ他者というごくごく身近でミニマムなテーマから始まって、アポカリプスを前にしてどう生きるかという壮大な物語に。いや、壮大に見えてこれも今をどう生きるかってシンプルなものだと思うし、結局は「やれるだけやってみよう」(赤楚・山田)の積み重ね。毎回毎回単調なサバイバルにならないよう手練手管を弄して物語を広げてるから面白い。中弛みがないとは言わないけど。最後にはちゃんとクリフハンガーが用意されてるからやっぱり次が楽しみでしょうがなくなる。よくぞ作ってくれた、これ程の物語を!
結末に対して消化不良なのは分かる。そこはまぁぽやぽやした頭を回して良いように物語を完結させればいいじゃないですか!と。間宮さんの表情的に助かったように見えるけど、田中さんに手紙が届いてるってことは?とも思う。しかも他の号の乗客はどうなってるの?とか気になる所も残されたままだ、。毎回tattooのイントロがかかるタイミング待ち遠しかったし、毎回鳥肌ものだった。片岡凛ちゃんめちゃくちゃ可愛い、たまに菅原咲月に見える。

いろいろ書いたけど、シンプルに自分好みな作品だった。
レトーポ試験

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