刺さった！とか感動した！もあるけど、シンプルに物語が面白かった。めっちゃ長く書いちゃった恥ずかし！ということでレッツsink!(沈む)
8時間ぶっ通しで見たのに全く疲れてないのすご。手数の多さに圧倒、徹頭徹尾面白かった。日本のテレビドラマが(現代社会に)送る、もうこれ以上ないほどの最大の祈り。
これは完全犯罪とは違うと思うけど、こうゆう1人の超賢い奴が壮大な計画を持って次々に遂行していく系の作品が死ぬほど好き。全部私の計画通りです、的な。もう今回は菅田将暉のビジュが最高で何もかも最高でした。史上最高の菅田将暉と声を大に言いたいくらい。クラスメイトのキャストも今となっては各方面で主役や主役級の活躍をする人達ばっかり。鈴木仁がえぐいイケメン。最初方は本当にどいつもこいつもクズばっかりで逆に気持ちよかった。それがいつの間にか。一人ひとりの成長をちゃんとじっくり描いてた印象。バカはすぐには変わらないけど、このシチュエーションならありえるか…？と思える。
次から次に作られ、星の数ほどある連ドラの中で、埋もれずにちゃんと残ってる時点で何だかんだ歴史に残るドラマじゃないかなと、遡及的にみて思う。一話完結のドラマもいいけど、毎話毎話にサプライズがあって次が気になってしょうがないってなる方が連ドラ見てて楽しいなぁってなる。学園もの×生徒人質の設定からどんどん風呂敷を広げ、展開に次ぐ展開でテンションを落とさずに最後まで見れる、というか最後に向けてちゃんと上がってくのが凄い。よくもまぁこんな物語を考えつくなぁと、瞠目しております。
逆に、これほど全話の繋がりが大きくてサスペンスが強めの作品だと、オチへの期待が高まる。「3年A組」の結末は個人的には満点ハナマルが幾つあっても足りないくらいに思ってます。まぁ、最後の黒幕にとてつもない何かを期待したために、オチにがっかりした人がいるみたいだけど、それはそれで今まで何を観てたの？と思ってしまう。非現実的で壮大なエンターテイメントではあるけれど、一応この手のドラマには今風なテーマが必須なわけで、そう考えるとこの題材でこのテーマは諸々込み込みで満点ハナマルと言いって問題ないかと。若者必見！とか、ネット民お前だぞ！とかそうゆう話ではなく、観た自分がどうするかっていうこの一点にしか尽きないと思う。斜に構えようが客観的に見ようが関係ない、もう合う合わないすら置いといて、自分はどうするか、のみ。寒いとか説教くさいのも分かるけど、それで片付けちゃうのは勿体無いよ〜。平成の最後に、時代を象徴するこれ程の傑作ドラマがあることが結構救い。どうせ響かないどうせ届かない世の中に一縷の光として存在してくれててありがとうございますって感じ。世の中なんで絶対変わらないんだから、そこにいるあなたに届けばそれで良いって話かな！ちょっと絶賛したすぎた！
「感情に任せて過ちを犯して良い年齢じゃない」「俺という人間を、ジャッジしてくれないか」「何をしたら傷つくのか、何をされたら痛むのか」菅田将暉より。
「最高の教師」が始まるらしいですが、さすがにこのレベルは期待してないにしろ、面白いものを頼みますよ〜って感じ。二番煎じと言われて終わらないような差別化もあったらいいなと。とりあえず楽しみ！
