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エルピス—希望、あるいは災い—のmのレビュー・感想・評価

4.8
ドラマあまり見ないのにこれはめちゃくちゃハマってた!
権力との戦いという1歩間違えると陰謀論に陥りそうな危ういテーマではあったけど、「正義のために」と突っ走ってしまう危うさも描きつつ、「敵」が一枚岩ではなくもっと複雑で何層にも覆いかぶさっているという描かれ方が良かった。実際のニュース映像を使っているのはただただすごい。こちら側の陣営を分断させて戦う気を失わせるという姑息な手法で邪魔してこようとする感じとか、一発で全てがひっくり返らず一進一退を繰り返す感じがやけにリアルだった。
長澤まさみと眞栄田郷敦は、正直こんな演技うまかったの!と驚くほどの気迫だったし、「有害な男らしさ」に自覚的な鈴木亮平があえて齋藤を演じることにとても安心感がありました。
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