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エルピス—希望、あるいは災い—のkmiwのレビュー・感想・評価

4.5
コメディエンヌの才は隠し、社会派ドラマの主人公として素晴らしい演技を魅せてくれました、長澤まさみさん。
ゴードンもね、実は今回のドラマで初めてお名前の読み方がきちんとわかった。
ゴードン初回のヘナチョコぶりは回を重ねる毎に変化して行き、目を見張る成長。
子供に関わる殺人事件の冤罪が背景の作品だけに、スッキリとか笑とかの場面はほぼ無し作品だが、作中しっかりしているようでいて、病んだかと思えばいきなりやる気満々で走りだすまさみに比べ、頼れるバディとして成長して行くゴードンがまぶしい。
メインテーマは希望の見いだし方とみた。
政治家も絡む事件の解決に至るスリルもさることながら、ハラスメントの塊のような上司の変容や、まさみ&ゴードンの絶望と希望の間を揺れる演技、また三浦透子の絶望、鈴木のふてぶてしさなど見所満載のドラマでした。瑛太もね、ほんのポッチリしか現れないのに印象的。さすが。
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