kmiwさんの映画レビュー・感想・評価

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デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション 後章(2024年製作の映画)

4.0

〜アニメ見慣れてない人にはかなり高いハードルがそびえているが、ぜひ超えて観て欲しい。傑作青春ディザスター映画〜

三浦友和と山口百恵ゴールデンコンビの『潮騒』(三島原作)で、ほぼスッポンポンに近い百恵
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陪審員2番(2024年製作の映画)

3.6

〜素人が感情に流されつつ有罪無罪を判断とかよく考えたら怖すぎる〜

始まりは恋人同士の痴話喧嘩。
それが殺人事件となってしまう。
女を殺害した疑いで男は裁判にかけられる。この男、無罪の可能性が濃いのだ
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スマイル2(2024年製作の映画)

3.6

〜もうシリーズ確定なので次はいつですか?誰の二世出ますか?笑〜

前作で大まかな流れは頭に入っているから、怖がりどころに合わせてコール&レスポンス並に対応できるのが嬉しい。

今回の見所としては、スタ
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システム・クラッシャー/システム・クラッシャー 家に帰りたい(2019年製作の映画)

4.0

〜はみだし者と社会の折り合いをつけてくれるのは誰?〜

まだ9歳の少女、ベニー。少しでも気に食わないことがあると狂気を感じさせるほど暴力的になる彼女のお話しだ。
当然どこへ行ってもトラブルを起こし居場
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食人族(1981年製作の映画)

2.7

〜生まれたままの姿でなぁ……〜

ずっと観ようか観まいか悩み続けてはや何年。
思い切って観てみたが、もっさりとした進行(物陰から観察するシーンが異様に多い)と素っ頓狂な劇伴でそれほどダメージを受けなか
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隣人は静かに笑う(1999年製作の映画)

4.1

〜隣人界隈の作品でハッピーエンドっつうと、『幸せなひとりぼっち』くらいだな〜

皆さん思い出して欲しい。大体隣人が絡むとろくな目に合わない映画ばかり。

大昔は向こう三軒両隣なんて言葉が当たり前で、夕
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ヨコハマメリー(2005年製作の映画)

4.0

〜元祖都市伝説 知れば知るほど魅力的〜

横浜のメリーさんを知らない人が大半かも知れんね。
もうかなり前に亡くなっている方です。

顔は白塗り厚化粧でボロの毛皮をまとい、横浜界隈で佇む元娼婦の老女。
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オオカミの家(2018年製作の映画)

4.4

〜耳を澄ませて、目をかっぴらいて、よーくよーく観て下さい〜

この作品に関しては、観賞前にすこーしばかり歴史と当時の国際情勢なんかを頭に入れてから観ましょう。

でないとさ、キモっ、怖っ で終わっちゃ
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朽ちないサクラ(2024年製作の映画)

3.7

〜複数の事件を繋ぎ、ラスト美味しいとこもってくる古典的な展開 〜

もちろんミステリーとして観て良いのです。安定のストーリーで安心。
この一見繋がりがなさそうな事件を繋ぐのはあれですね。はい、解決。
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哀れなるものたち(2023年製作の映画)

4.3

〜想定外にシンプルなストーリーで逆にびっくり〜

観るぞ観るぞと心に決めていたので、レビューなるべく読まずに来て、よ.う.や.く🤣
どんだけひねてこねた作品なんだと思いながら観始めたそれは、なんと愛に
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セブン 4K版(1995年製作の映画)

5.0

〜IMAXありがとう👍ありがとぅ〜
すでにレビュー済のセブンではあるが、IMAXであらためてその素晴らしさに触れてしまいました。もびりさんありがとうぅ。

記憶の中にあったシーンが大スクリーンで鮮明に
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ブルーピリオド(2024年製作の映画)

2.0

〜漫画原作の枷からは抜け出せていないあと一歩〜

プロがしっかり作ってるので、だめだこりゃ観られないということはないが、アニメで感じた時間をかけた丁寧さはなかった。

それぞれの役者も良く、美大に入る
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PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

3.8

〜そうではない生活を送る外国人監督から見えた日本の様式美〜

良い作品です。嫌いではないもちろん。
でもめちゃめちゃファンタジーだなぁと。
ドキュメンタリーではないので良いのですが。

日々をきちんと
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怪物(2023年製作の映画)

4.2

~2025年一発目。薄気味悪い作品で開始🤭~
※まったく無関係な話題あり&若干のネタバレあり

監督、主要キャスト以外情報いれずに観ましたよ。開始後坂元さんが脚本と知って期待値が上がった。

あ、今箱
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The Resemblance(2022年製作の映画)

3.9

~15分間の感傷的短編映画~

亡くなった人(もしくはもう会えないだろう人か)と似た俳優を派遣するサービスを利用し、息子とのお別れディナーを設けた50代半ば(かな?)の夫婦のお話し。

サービス自体は
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デストイレ ザ・ファイナル(2023年製作の映画)

1.0

~12月31日 現在20時過ぎ。早く他の作品を観ないとデス・トイレで2024年が終わるのでヤバい~

なんだか、少しだけ映画らしくなってきて、色気付きやがってと言いたくなった。
一作目のデストイレは
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SHE SAID/シー・セッド その名を暴け(2022年製作の映画)

4.0

~ 人格と下半身と才能と功罪のバランス~

MeToo運動の火付け役、ニューヨーク・タイムズ2017年10月の記事を担当した二人の記者ジョディーとミーガンがまとめた書籍が原作の映画ですね。

正直こん
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デストイレⅢ 呪いの悪魔便器(2020年製作の映画)

1.0

~こんなにもしょうもないのにシリーズ化。嫌よ嫌よも好きの内~
Ⅲですよ、みなさん。
どうですか、Death toiletシリーズ。

ⅠもⅡも半分怒りながら観たというのに、Ⅲまで私を魅了するその中毒性
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マッド・ハイジ(2022年製作の映画)

3.8

~ハイジだって成長する。望むと望まざるとも~
冒頭から色っぺーハイジに目を奪われた後は、ストーリーがあれよあれよという間にテンポよく進んでいく。
元ネタの健やかなハイジを何度も何度も何度も観て知ってい
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Disney's クリスマス・キャロル(2009年製作の映画)

4.0

~クリスマスに映画数々あれどここまで多く映画化されてる小説無いね~
何はともあれ、あと少しでクリスマス😆
みなさんそれぞれに心に秘めるクリスマス映画があるでしょ?フィルマなんてやってる映画オタクなんだ
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カサブランカ(1942年製作の映画)

4.5

~その昔ジュリーは歌った『ボギーボギー あんたの時代は良かった 』~

ジュリーを知らない方のほうが多いか。沢田研二のカサブランカダンディというヒット曲(今ならハラスメント案件)。
ボギー=ハンフ
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狂った一頁(1926年製作の映画)

2.8

~映画でできること詰め込んでみた。新しい時代の幕開けだ!と川端康成 他は大いに張り切った …と思われる 資料としては一級品~

ジャケ写パッと見、イタリアか何処かのサスペンス映画と思い込んで観てみた
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007/ノー・タイム・トゥ・ダイ(2019年製作の映画)

5.0

~ダニエル・クレイグはおそらく腹落ちしたんだろう~

哀愁漂うダニエル・クレイグの背中が麗しいこのジャケ写、終焉をきれいに物語ってますね😌

アマプラが007フリーはもう終わりますよってお知らせくださ
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今すぐ購入: 購買意欲はこうして操られる(2024年製作の映画)

4.0

ブラック・フライデー!
Amazon祭り、皆さん乗ってますか?
私は先週からカートにためておいたあれやこれやをYahooやQoo10やメルカリを駆け巡りつつ比較しつつ、めっちゃ謳歌してますよ😆
まあ、
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ジョン・ゲイシー(2003年製作の映画)

1.0

アマプラで100円だったんですよ。
借りてからずっとほっておいて、気付いたら明日で権利切れ。
しょうがないのでさっき観終えたんですが、正直苦痛でしたよ。
話しベタがとりとめとなく話し続けているかのよう
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湖の女たち(2023年製作の映画)

1.0

なにこれ?
介護施設での高齢者の不可解な死から始まり、捜査担当警察関係者のハラスメントにつぐハラスメント。
謎のエロス。
松本まりかに執拗にからむ福士蒼汰。必然性も納得感もないエロシーンの連続。
もっ
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キャッチ ア ウェーブ(2006年製作の映画)

3.0

ビッグ・ウェンズデイでがっかりし、日本の青春サーフィン映画にすがってみた。
嘘。すがれないことは最初からわかってました。
今は亡き三浦春馬さん16歳の主演作。眩しいですね。若くて、甘くて。
三浦春馬と
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ビッグ・ウェンズデー(1978年製作の映画)

2.4

この作品ジャケ写見て、どんなストーリー浮かびましたか?
そう、その通り。
大体合ってますよ☺️
サーフカルチャー信奉者によるサーフカルチャー信奉者のための作品です。
海のシーン、サーフィンのシーンはと
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タイタンの戦い(2010年製作の映画)

2.5

タイタンの戦いの主人公、ペルセウスはゼウスが王女ダナエを騙して二人の間に産まれたお子である。

ペルセウスの孫娘であるアルクメネをゼウスが騙して産ませたお子がヘラクレス。

ペルセウスとヘラクレスは異
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メルキアデス・エストラーダの3度の埋葬(2005年製作の映画)

4.2

しみじみと良い映画を観たなぁと思える、心に残る作品。
脚本、本作の後にバベルを書いたギジェルモ・アリアガ(メキシカン)。監督は、俺たちのトミー・リー・ジョーンズ。
主演も経費削減兼で担当。

舞台はメ
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ブリングリング(2013年製作の映画)

2.8

ソフィア・コッポラという生粋のセレブが描くだけあってキラキラ感の確度が相当高い、空っぽストーリー。

実話ということで、最低。

ブランド品を身に付けてキラキラとした生活を送ることが最上と考えている女
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ノア 約束の舟(2014年製作の映画)

2.5

ドウェインのヘラクレスを観たときから、必ず観るぞと思っていたラッセル・クロウasノア。

こちらも自由解釈挟みつつ、個性豊かなノアでした。濃いよー。

ノアの方舟の章、実はあまりよくわかってないので映
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メイン・テーマ(1984年製作の映画)

1.8

40年前の映画。U-NEXTでちょろっと目にした懐かしい作品をもう一回観てみようと思ったのが間違いだったんだ。
観なければ、メイン・テーマなかなか余韻のある美しい映画だったよねと、勘違いの記憶を埋没し
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選ばなかったみち(2020年製作の映画)

4.0

ハビエルはその顔自体がドラマティックで、映画そのものだと思った。

「私の顔はハリウッドでも3本の指に入るほどでかい。それだけで他者を圧倒できるというのが私の持論なのさ!」とご本人がおっしゃっているの
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39 刑法第三十九条(1999年製作の映画)

4.0

刑法第39条、これまでの様々な事件を振り返ると、この法律自体が罪深い物であるように思える。
この点、社会は多様な個性で成り立っているので、是非についてはなるべくフラットな視点で今後も判断していきたい。
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スウィッチ/素敵な彼女?(1991年製作の映画)

4.2

死ぬだ殺すだなんだかんだ、それはほとんど問題ではない。死についての問題はほぼスルー。

冒頭、女遊びが過ぎた男スティーヴは結託した女たちにあっさり殺され死体は遺棄されてしまう。

いわゆるハラスメント
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