peplum

エルピス—希望、あるいは災い—のpeplumのレビュー・感想・評価

4.6
佐野亜裕美プロデュース×渡辺あや脚本×大根仁演出×長澤まさみ主演、この期待値でかるがる面白さの予想超えてきた。『共演NG』からの岡部たかしの使い方笑う。松尾スズキ始まりなの意外だった。リリー・フランキーで来そうな役なのに。まさみちゃんクラスのアナウンサーが落ち目になるか??とは思ったが、山本モナ的没落エピ笑った(笑えない)。カラオケシーンに大根仁作品を感じる。鈴木亮平の潔癖な清潔さが慇懃でいいね。眞栄田郷敦の目力に惹き付けられる。三浦透子出てると得した気分になる。眠ることと食べることが出来ないの辛そう。牛丼屋の紅しょうが、ビジネスホテルの大浴場、パンチラ。怒鳴る感じが大根作品ぽい。吐きそうになって心配する岡部たかしはよかった。事件が2個あるのが楽しみです。明らかに麻生さんな山路和弘の使い方ウケる。音楽大友良英さんだった!エンディング不穏できれい。な1話。
2話。かなり浅川の比重重めだった。カレーを食べてみたり、少しずつ前に進んでる感じがいい。鈴木亮平と車内で会話する時の照明がよかった。鈴木亮平とちょっと触れ合うのいいね。切ない。松本さんがマジでしょぼくれてて悲しい。福島の原発や五輪の資料映像、攻めてて素晴らしい。
3話。取材頑張ってダメになって吐いてたらかつての恋人来たらそりゃ流れでそうなりまよね、という納得がすごい。鈴木亮平の誠実ではない感じもすごくいい。正しさに突っ走っていってしまうの仕方ねぇかと思ってしまう。岸本ナレーション回だったけど交互に来るのかな。斉藤天鼓さんって岸本の同級生役の人がよかった。瑛太!
4話。数字良くてよかったーとおもったらいい事ばかりではなかった。インティマシーコーディネーター入ってるの素晴らしい。どんまぁい。いじめの時に裏切ったって感覚はずっとぬぐえんよな。浅川ナレーションだった。これガセじゃなさそうじゃない?斎藤が握りつぶしたかったのかな。村井さんもフリでは。エンディングまさみちゃんじゃん。とわ子ぽい流れかな。チェリーさんだよな、あれ?
5話。今回は拓朗が頑張ってて憔悴しててよかった。食事でステータス異常がわかる。クーデターの発生を見てるみたいなドキドキとそれが外れる悲しさ。チェリーさん助かっててよかった。でも辛い。斎藤さん実は裏で潰そうとしてるよね。筒井真理子のお母さん感はすごい。あそこまでお膳立てされてファミレスいける拓朗はえらい。もしかしたら休憩したのかもしれんけど。エンディング歌ってるのYONCEだったのか!まだサプライズありそう。
6話。色んなものがひと段落した。村井さん!!!本当にいいキャラ。カラオケシーンは大根組お得意のうっとおしさあった。岸本どんまい。浅川がしぶとくていい。浅川ナレ回だった。あさみちゃんくっつくんだ!とシンプルに驚き。ここから折り返し、ミッドポイントだなと思う。斎藤さんやめちゃったかー。神尾佑はいそう。エンディング、デュエットになっていた。
7話。話が転がり始めてるー。安井順平憎たらしくて素晴らしい。また斎藤天鼓くん出てきた。浅川の呼吸浅くなる芝居や村井さんの泣きの芝居がよかった。トゥーマッチじゃないのにちゃんとギリギリに見える。岸本ナレ回。瑛太ただでは済まなさそう。
8話。岸本泥沼奮闘回。正体にむかって内径がすぼまっていく。鼻血流すのどうやったんだろう。マキタスポーツ出てくると安心するな。浅川と岸本また仲良くなってほしい。
9話。迫田さんがもっていったな。あと村井さんよすぎる。ボイスレコーダー踏んで唾はいてスタジオ乱入とはすごい。葬式は浄土宗の四誓偈だった。
最終話。万感を込めた希望への戦い。どうしても切れないカードを切るためにもっとやばいカードで勝つというロジックの勝利。捨て身タックルじゃなくてちゃんと生きて勝つのがかっこいい。浅川が怒ってるのも緊張してるのも君最高!っていうのも全部本当に感じた。長澤まさみ最高。斎藤のギリギリ感もよかった。今日を逃したら事故か病気って怖すぎる。岸本の見た目が変わっていくのもいい。このままボクちゃんに収まっても異論ないかもしれん。静かに熱い炎を見てるような回だった。本当に素晴らしい。村井さんの顔エンドロールの最後までとっておくのもにくい。大根仁の牛丼演出好きだね〜。正しい事じゃなくて夢を見ようって詩的で、難しくてでも尊い。
ナレーションで処理せずに2020年10月を見せてくれて嬉しかった。

期待高かったけど毎週ちゃんと答えてくれる素晴らしい作品でした。佐野亜裕美プロデュースに期待した甲斐がありました。
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