みけねこ

鶴唳華亭〜Legend of Love〜のみけねこのレビュー・感想・評価

鶴唳華亭〜Legend of Love〜(2019年製作のドラマ)
2.0
序盤5話くらいまでミステリー的な要素もあって面白く見てたのに、段々と皇太子の昔へのDV・モラハラ満載のストーリーに変わって、先行き不安に。
その不安も的中し、謎すぎる展開ばかり。
念之を毒殺した罪で疑われた昔を皇太子が棒で殴りつけたところから、ん?どうした皇太子??とハテナがいっぱい。
血は争えないのかな。モラハラな朕の血を継ぎまくりでただただ驚愕。

ずっと暗い、そして皇太子が泣くばかりなのでリタイア寸前でしたが、最終話目前の斉王(郡王)との門前のやり取りでやっと少し気が晴れました..

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ep6「大切な人を守るために」
(盧尚書)
権力で人を脅かし
名利で誘惑する
それが皇太子の行いですか
君王の徳こそが
国を支える礎となる
後継者が品行方正ならば
国は安定する
後継者の心が揺らげば
国は傾きます
後継者たる者が人を欺き
偽る術を使えば
国は滅び
民は苦しむことになるのです
この世にたやすい道などないのです
君子の道とは
小物の攻撃に屈さぬこと
そして対峙する時には
己を傷つけぬことです
道義を貫くは
手段を講じるより難しい
真実から目を背け
愚かで臆病な道を選ぶのですか?
それとも殿下が最も軽蔑する
価値なき者になる道を?
腹黒い君主には
腹黒い臣下が集まります
そしてその臣下に
利用されることになるのです
腹黒い者に富を約束するのは
同義に背くことですが
どうするかは殿下が自由に選べる
同様に臣下は
そんな君主に従うか
裏切るかを
自分で選ぶのです
この道理は
まだ理解できぬでしょう
ですがいつか必ず分かる日がきます
今の話を貫くのは難しい
だが背けば
待つのは死のみ
手段と道義の均衡を悟れた時
立派な君主になれる
陛下をお手本にされるといい
私でさえ
殿下の筆跡だと見抜けた
陛下ほどのお方が
見抜けぬとでも?

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ep8「顔は見えぬも重なる心」
(皇太子)
"心が自由になるのは
神仏の前と
山水の間のみ"

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(陸文昔 叔父上の言葉)
時が流れても
天地は変わらない
縁があれば
再会は叶う

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(盧尚書)
皇帝と皇后の不和による
悲劇は見ただろう
縁は数あれど夫婦の縁だけは
半生 互いを支え
共に苦難を乗り越えるもの
商い 取り引きは
損得を秤(はかり)にかけてもよい
だが人の情はならぬ

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(中書令)
この世には
変わらぬ者も
弱点のない者もおりません

〜〜〜……

ep11「山河のように美しい君」
"待つ"のは
思い出になる日ではない
私を
待っていてくれ

思い出となる日か
想いがかなう日か

〜〜〜〜…

ep15「決死の直訴」
(盧先生最期の言葉)
"金(キン)を産すは麗江(レイコウ)"
"玉(ギョク)を出すは崑崙(コンロン)"
金は麗江の水で磨き
玉は崑崙を砕き出す
物は鍛えなければ
美醜は分かりませぬ
人も困難を経て
その価値が明らかになる
殿下
殿下の書は美しい
今後はその名を
"金錯刀(キンサクトウ)"と
殿下

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ep16「絶望の淵」
(盧尚書の葬式で盧尚書の言葉振り返り)
殿下は私に15年学ばれてきた
教えは覚えているはず
学問を陰謀に
利用してはならぬ
一度 悪に染まれば
その精神と誇りが失われる
人もまた同じです

私は誠に老いたようで
最近故郷の味が恋しいのです

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ep29「私は誰か」
(陛下)
朕の代任はどうだ?
監国皇太子殿下
(皇太子)
とても不安で
恐ろしく
夜も眠れません
(陛下)
"戦々恐々とし
深淵を臨むがごとく
薄氷を踏むがごとし"
権力

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みけねこ

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