TATSUYA

モアザンワーズ/More Than WordsのTATSUYAのネタバレレビュー・内容・結末

モアザンワーズ/More Than Words(2022年製作のドラマ)
4.5

このレビューはネタバレを含みます

生きていれば、数々の岐路に立たされる場面がある。それを、若いなりに考えて選択していかなければならないんだよな。
彼らが選択したものが、すべて良かったとはきっと言えないし、でも悪かったとも言えないんだ。
ただ、選ぶのは自分だということだけだ。
悔しいなあ。
悔しいけど、どうしたって完璧な人生を歩むことなんかできないから、これまでしてきた選択を意味あるものにしていけるように、日々を歩むことが大事なのだと思う。
誰かに好きと伝えたり、憎たらしい人を許したりして。

それでも、永慈の「ホンマ、ごめん」は一番ずるいと思ってしまった。お前のごめんは一番ずるい。
だから、絶対にこのまま抱えて生きて欲しい。自分で抱えていくしかないんだ。
すべて手に入れようとしたらバランスがとれなくなるってわかっていたのに、結局手に入れようとしてたのだから。
そして槙雄を苦しめた、永慈の親父の思う壺になっていることを永慈こそが嘆いて欲しい。
一生心の奥底では槙雄を思って生きていくしかない。
たとえ槙雄が朝人と共に前を向いて歩いていけたとしても。


主要キャスト4人みんなよかったよ。
特に藤野涼子ちゃんと青木柚くん。自然が過ぎて、時々ドキュメンタリー見てるのかと思うくらいだった。
今後も素敵な作品に出て欲しい。

音楽や映像、すべてにおいていいドラマだったな。
主題歌もにくい。最後にくるりは殺す気で来てるよね。
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