過去鑑賞記録。
久々にのめり込んで、毎週待ちに待ってたドラマだった。
独特の波形を持った会話リズム、「過去と現在」の絶妙かつやりきれない対比、「想と紬と湊斗」それぞれの優しすぎる切ない関係性。それらのリアリティをさらに底上げする、実在する場所やコンテンツたち。
そしてメイン3人以外の登場人物も、みな素晴らしい。夏帆の演技力が神がかってた奈々と、春尾先生のパートは特に好きだったな。
第一話の告白シーンからしてキュンキュンで、そこからどんどん胸キュンも高まるけどそれと同時に悲しみも増幅していく。「あの言葉（例えば想からの好きな人がいるってメールとか！）にはこんな意味が〜」とか、「あの場面（例えば高校時代の紬が何を聴いてるのか想に尋ねる場面とか！）にはこんな背景が〜」とか、練りに練られた構成にまんまと沼っていったなぁ。
最後までキスシーンのないラブストーリーとしても、最終話まで話題が尽きなかったね。ラストまでちゃんと紬は紬らしく、想は想らしく、本当に本当に素晴らしい作品でした。
スピンオフは観たいけど、続編は見たくない、良い意味で！！
ただ一点、想の実家リビングのまあまあ高い所にミシンがあったのが、とてつもなく不自然で気持ち悪かったわ。ミシンって重たいよ？危ないよ〜。
