あれがあの時韓国にも落ちてたら?
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そう思ったんだけど、時間軸そうでもないみたい。
そもそも岩明均の『寄生獣』の良さってミギーと新一の成長譚である以上に“ディテール”だと思うんですよ。もうディテールの塊。理詰めで話に無理がないというかあらゆる展開に無理やりでなく納得させられっぱなし。
本作で、原作から持ってきたような所が急に出てきても「あー、結構時間軸後ろのほうか?」とか「この前にこんなこともあっただろう。」と原作踏まえて飲み込んじゃえるくらいそもそも原作でのパラサイトの設定がよく出来てて。
だからこそ、“岩明均ルール”(←ロメロのゾンビルールみたいなもん)を少しでも逸脱すると「いやいや!…」っともなっちゃう。
本作が寄生獣初見であればそういう良くも悪くもバイアス受けずに済むだろうし、その代わりにこの良さがわかるか?と言われると、話は駆け足だし無理感じるかな?。
いや、逆にコンパクトにしたからこそ、そんな原作至上主義のうるさ方はほっといて沢山の人が楽しんだらいいと思う。興味があれば原作読むのが一番オススメ。
この続きはなくていいから、いろんな国版が見たくなった。
南極に落ちたらアレがアレだけどね。笑