やーたん

寄生獣 -ザ・グレイ-のやーたんのレビュー・感想・評価

寄生獣 -ザ・グレイ-(2022年製作のドラマ)
4.8
素晴らしい。
すごすぎて、「いやーーーーーーーー、、、」しかしばらく言えなかった。

生存と共存。共生。

各話50分前後の全6話で、韓国ドラマとしてはかなりコンパクト。
これもすごく計算されていて、テンポに無駄がなく、雑でもない。
あっという間に完走はしてしまうけど、端折ってる感はない。すごい。
ほんとに6話に収まってたんかなってくらいのおもしろさ。
丁寧に作品を作るということは、長さじゃないんだなぁ

CGとか映像面ももちろんだけど、
やっぱり役者がすごくないと成立しない。
1番怖かったの人の顔だし。
夜寝る前に牧師の顔が浮かんで寝付き悪くなった笑笑笑
怖すぎ。

演じ分けすごいし、学芸会にならないの本当にすごい。
この人は人間ではないんだな というのが、後ろ姿でもわかる。
そして、なんだか泣けてしまう。
ハイジとスイン、ちょっと涙出ました。

人を信じることを諦めない。


展開もめちゃめちゃおもしろかったなーーーーー
ずっと入り込めた。


人間の世界での''生存''は、とっても難しい。
人体として生存するだけではなく、やたら厄介。
でも、その難しさの中に、温かさがある。
だからもっと厄介。


ク・ギョファン本当に大好きすぎる。
愛すべき役者さん。
ずっと大好きでいたい。


最近心に余裕がなく、韓国ドラマが観れなくなっていたので、久々に完走出来て嬉しかった。
1日で観れます。



下記ネタバレ






























































やっぱり、私は韓国が作る作品が好きだ。

妹を目の前にした時のク・ギョファンの演技、やっぱりすごいなと。
すごいというか、なんというか。
日本の作品だったら、なーにぃ!?やっちまったなぁ!!!みたいな顔芸して終わる気がする(なぜその例え?)。
わかりやすい表情や声を出すだけな気がする。
だから、あのシーンは声を出せないからこそ、役者のすごさがよりわかってよかった。

弟的存在との別れも、姉との別れも。
なぜこんなに、悲しさや悔しさ、言葉に出来ない感情が、こちらに伝わってくるんだろう。
まさかお姉さんのあの顔で泣かされると思ってなかったし。

おじさんを失った時も、目に見えない場所で沸騰している悲しさや悔しさという感情が、静かに出ている感じ。

あっぱれ。
やーたん

やーたん