敵がいる事で集団を作り強くなる組織の力と守る者の存在で強くなる個の力、それぞれの生存を描いた原作のテーマをしっかり踏まえリスペクトを感じる作品に。
戦争の勝利を永続的に祝う祭りを舞台にこのテーマを語るのはよく出来てるなと感じた。
パラサイト側と人間側の対比を見せるのも面白く、真顔で喋るパラサイトに対して人間サイドは良くも悪くもかなり漫画的。
ただ人間側は割と強調したリアクションを見せてたので1話を見た時に着いていけるか不安だったけれど各話冒頭でキャラクター達のバックボーンを見せていき次第にこちらも感情移入できる作りになっていたので前のめりで見る事ができた。
特に主演のチョン・ソニの表情の変化が毎回気持ち良さすらある変化ぷりで、もっと彼女を見ていたかったな。6話はちょっと少なかったかも。
人間とパラサイトの戦闘シーンはそれぞれ描き方を変えてる演出は良いんだけどいかんせんグラングラン揺れるカメラはやりすぎと言うかこっちの脳も揺れる…2話目のバイク逃走シーンに至ってはこれは正解なのか？とすら思ってしまった。
日本の実写版は昔1を見たけどどんなだったかな。比較すると色々と発見があるかもしれない。
