この時代はスマホはもちろん雑誌とかテレビもみんなが手に入れられる時代じゃないから、「東京」も「アイルランド」も「ビーフシチュー」もみね子にとっては未知のもので、いつかは行きたいなぁ食べたいなぁ何かわからんけど、、、となっているのがすごく印象的で良かった。
高度経済成長期は、街並みや経済面では戦争を感じさせないくらいのスピードで復興しているけど人々の中にはしっかり戦争というものが刻まれていて、この作品では愛子さんや宗男さんが戦争で様々なものを失ったりシェフをはじめとするレストランの人も戦争に行ったかという部分をとても敏感に捉えている部分が今とは違う戦争直後だったんだなということがよく伝わってきた。
茨城出身の警察官役の竜星涼さん、朝ドラにしかいないような典型的な好青年でメロかった。
竹内涼真くん慶応ボーイだけども、自分の与えられた境遇がいかに恵まれているかみね子ちゃんの存在によって気付かされて、、、みたいな部分がとっても伝わってきて(ビートルズのところとか)切なくなった。
磯村勇斗くんはどんどん物語が進むにつれて存在感が増していって、朝ドラ特有の好青年というか素朴な感じがめちゃめちゃよかった。
乙女寮のメンバーとっても個性豊かで賢明で可愛らしくて魅力的だし(愛子さん含め)、奥茨城の時子と三男も存在感がすごくあってみね子の支えになっているんだろうなというのがとても伝わってきて朝ドラの中でもかなりお気に入りの作品。
