いて座

束の間の一花のいて座のネタバレレビュー・内容・結末

束の間の一花(2022年製作のドラマ)
4.3

このレビューはネタバレを含みます

まずテレビでリアタイ出来なかったことにとても悔やんだけど、遅い時間でも毎週楽しみに見てました。TVer広告多すぎて最初の方は気持ちの休憩タイム的な感じでちょうど良かったけどだんだんうざく感じてきたから広告なんとかならないのかな。

萬木先生のお家、キッチン側の壁だけ緑色でキッチンカウンターを作るために替えてたのか知らないけどあのカウンターから一花ちゃんの様子を見守ってるのはとても良い。

吐血のシーンの血が鮮やかすぎて作り物感が否めなかったけど萬木先生の白い肌によく映えていて、吐血から倒れ込んで絶えるまでの一連の流れがなんか美しく見えた。ちなみに救急車は誰が呼んだんですか??あとゆるゆるTシャツどこでもらえる??

病室でのキスシーン、予告の時みんなして騒いでたのにまさかの邪魔が入るパターンで「看護師入る時ノックしろよ!」って心から思った。
一花ちゃん普段わりと大胆なのに大学に忍び込んだ時は「大丈夫かな」みたいに思ってるのかわいい。警備員も2人が柵飛び越えて入ってきたの見てたならその時止めればよかったのに(笑)とかなんとか。
特別講義のシーンは萬木先生の心からの叫びと告白だなあと思って見てたけど前半と比べてどんどん弱ってて、萬木先生を支えて受け止める一花ちゃんがとてもかっこよかった。

振り返ると大学って萬木先生と一花ちゃん3話分くらいの思い出しかないように思えるけど雪降った日に雪だるま作ってたし時間の感覚バグる。

最終話の海辺に寝そべりながらのキスシーン、初めて見る構図だったし夜なのか夜明けなのかひっそりとした感じがとても良くて、キスしてる時に萬木先生が泣いてるのを見てこっちも泣きそうだった。萬木先生はそれっきりでその後は一花ちゃんが成人式を迎える話になったけど「お別れした」っていうのはつまりはそういうことなんだなあと。

作中で歌うシーン何回かあったけどまじて歌が上手いんよ。インライとYouTubeで『ふたり』も歌ってくれてありがとう。

余命宣告受けて死ぬことに対してマイナスなイメージを持ってる人は暗い色の服を着るっていう勝手なイメージがあったんだけど、一花ちゃんはまだしも萬木先生白い衣裳なの多すぎて礼服みたいだなとか思って逆に消えるフラグを感じていたよ。
「一度死んだ」っていうのは死のうとしたというより生きることを諦めた時のことをいうのかな。

一花ちゃんのお母さん、娘が余命宣告受けてるからとか無しにしても落ち込まないで常に優しい人すぎて、一花ちゃんが成人式の時にメイクしてあげられて良かったね〜と思ったし、弟の大樹も姉思いなとこ可愛いし人のために行動できる子なんだなって。強いていうならSwitchでスプラトゥーンやってたみたいだけど、誰かに話しかけられたからって画面から目離すなよな!
最後に大樹がトマトを取って見てるところは萬木先生と同じに見えた。

シンドラの枠だからジャニーズが主演なのはお決まりなんだろうけど、どちらかといえば一花ちゃんが主人公っぽかったなあ。
ところどころに垣間見える京本大我の素の表情や運動音痴なところ、舞台経験者ゆえの少し大袈裟に感じる身振り手振りのお芝居も見てて微笑ましかった。

一花ちゃんが萬木先生を好きになる確信的なものが正直分からなかったけどちりつも形式だったのかな。
いて座

いて座