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忍びの家 House of NinjasのSGRのレビュー・感想・評価

忍びの家 House of Ninjas(2024年製作のドラマ)
3.9
海外受けする題材×世界基準の適切な演出。ようやく望んでいた日本発Netflixシリーズが出た!という感じ。
今までどんなにアクションやストーリーが良くても、『幽遊白書』や『今際の国〜』はとにかくドラマパートが残念だった。今回はアメリカ人のデイブ・ボイル監督の手腕もあって、抑えた演出かつ撮影も美しいのが素晴らしい。逆に日本の監督にバトンタッチする5話〜7話が明らかに間延びしていてペースダウンしちゃってるのが本当に残念。そのせいで今いち盛り上がりに欠けたまま最終話を迎えてしまった。デイブ・ボイルが監督に戻り、クライマックスを早々に終わらせて次シーズンへのクリフハンガーを丁寧に仕込む最終話は素晴らしい。

ストーリーは日本人にとってはベタかもしれないけど、今までこういう忍者の実写作品なかったので、それが見れるだけで満足!ヴィランの目的が「MJGA(Make Japan Great Again)」なのも世界的に共感を得られる時事性がある。

実際、日本よりも海外人気が強いのが嬉しい。キャラクターも魅力的だし(特にリク!)、美術などプロダクトデザインも申し分なし。海外の一般のレビュー見てると、音楽がダメという人は多かったな。
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