試写会にて鑑賞いたしました。
公開前であるため残念ながら内容に関する詳細は触れられませんが、この作品を鑑賞して思ったことを書いていきます。
上映後にサプライズで登場してくださった監督が、暗くなりすぎないように心がけたとおっしゃっていた通りでした。ボロボロ泣きましたが、面白いところはちゃんと笑える作品です。
このドラマは、国際霊柩送還士という実在するお仕事を佐々涼子さんによりノンフィクションで描かれた原作本がもとになっています。
テーマは「死」を扱うため重い部分ももちろんありますが、笑いどころも散りばめられていて、それでいて笑いに走りすぎていることもなく、バランスがとれていてとても見やすい作品だと感じました。
国際霊柩送還士ということで、ご遺体を扱うことは想像できましたが、ご遺体を綺麗にしてご遺族のもとへ帰るお手伝いをするという描写だけでなく、ご遺族間でのわだかまりまで解れていくシーンが印象的であり、その結末を知ったときには涙が溢れました。
1話視聴しただけでも映画を1本観たような気分になりました。
監督曰く、全話全く違うテイストとのことですが、おそらく全話通して1本キーになる部分があると感じたので、6種それぞれの物語の中にあるドラマ的な部分においても続きが気になる展開となっており、続きが気になります。
また、今はあえて読んでいませんが、全話視聴後に原作も読んでみたくなりました。
