やはり日本の底力は現場にある。「事件は会議室で起きてるんじゃない。現場で起きてるんだ!」を地で行く出来事。
命の危険にさらされながら必死に戦い続ける現場と、混乱する経営陣。更に現場を引っ掻き回す官邸。安全な位置から無責任に批判するメディア。見事なくらい解りやすい構図。
役所広司、音尾琢真をはじめとする役者陣の緊迫感溢れる演技にどんどん入り込み、当時の日本はどうなるんだろうという感覚を思い出した。
彼らの奮闘がなければ、今頃東北、関東は人の住めない地域になっていたかも知れないと思うと改めて感謝の気持が沸き起こる。
しかし、まだこの事故の処理は終わっていないということは忘れてならない。