このレビューはネタバレを含みます
恐ろしすぎる…ドラマとして見る分には興味深い内容だが、この犯罪を賞賛したいわけではないので評価を高くはしたくない。
Jeffの父が自分のせいではないと最初は言いつつも、日々悩み、最後に終身刑が決まった時、Jeffに自分が解剖を教えたことや子供時代に助けてあげなかったことを悔いている姿がとても悲しかった。
息子がこんなことをするだなんて信じたくなくて、でもこれが現実で…。彼の祖母も一緒に暮らしていて薄々勘づいていたのに孫の行動に目を逸らし、白人だからとゆるく見られ、周りがなんとなくわかっていたはずなのにだれもが目を瞑ってきた結果なんだな。
そして、多くの命を奪って、遺体を粗末に扱ったのに、それでも自分の子供を愛せる父親に対しても恐怖でしかない。自分に子供がいたら、こんな恐ろしい子供を愛し続けられるのだろうか??
隣に住んでいた女性は何度も声を上げ訴えていて、アメリカは白人主義が強くて隠されている犯罪がまだまだ多いのかもしれない。
なぜ肌の色で、人はその人の価値を決めるのだろう?
Jeffが白人でなければ、犠牲者は減っていたのではないか…一緒に暮らしてる人がおかしな行動に気付けていたら…家族だからって無条件に甘やかすのではなく、本人のためにもしっかり教育していくことが、親の責任。たとえ子供が成人になろうとも、子供の親であることは永遠に変わらないのだから。
にしても、アメリカ人の気質の問題かもしれないが、知らない人と仲良くなってすぐ家に行ったり、飲み物出されて飲むとかありえなさすぎる。こういうフレンドリーさが良いところでもあり、犯罪が起きやすくなる問題でもある。警戒心は常に持つべきだ。