Null

三体のNullのネタバレレビュー・内容・結末

三体(2023年製作のドラマ)
4.2

このレビューはネタバレを含みます

文革の時代に地球外との交信をすることになった科学者の女性、現代に生きるオックスフォード物理専攻卒業生の5人、そして諜報員が、突然地球に起きた謎の事態を巡って、絡み合うサイエンスサスペンスドラマ。

ネフリは上手いなー
と、うなりなたくなる引きの作り方。
続きが見たくなります!


物理学や歴史、近未来ゲームの小難しい設定と
キャラクターや台詞回しの抜け感
程よいバランスで飽きずに1〜2話(2時間)
あっという間の時間でした。


森林伐採により土地を開拓する中国で
レイチェルカーソン「沈黙の春」が出てきて
自然は沈黙するけど
地球外生命体は沈黙してない
みたいな感じが面白いです笑



知らなかったんですが
「三体」という2008年の中国のSF小説が
原作なんですね。


「三体」と聞いて
本編を見る前に僕がすぐに浮かんだのは
やはり「三位一体」。
父と子と聖霊ですね。
キリスト教か、
神=超越存在の話かと思いましたよね。

実際には、科学と
ある意味超越者=地球外生命の話。

後になって知ったんですが、
三体問題っていう命題があるんですね。
物理学上の三つの物体感の
相互引力作用の話。
わかる人には、『三体』という
題名だけでピンとくるんですかね。

あと原子を構成する
電子、陽子、中性子の3粒子の
振る舞いの問題もまた
三体問題と言われるそうですね。


あとは、三という数字は
そもそもいろんな場面で出てきますが
過去現在未来、
仏法僧、
🙈🙊🙉
テーゼアンチテーゼアウフヘーベン、
などなど。

大切なことは
だいたい三、というのが僕の心情。
(例外は認める!)



歴史を見ても、政治が強くなった時
わりとオカルトに接近するのは
あるあるというか、
ナチスは有名ですが、
アメリカの神秘部、戦後のCIAとか
ロシアのラスプーチンもそんな話がありますね。
本作は、中国が舞台🇨🇳ですが、
第二次対戦後の宇宙競争の中で、
確かにあり得そうな話だなーとか。


長々書きましたが、
続き早く見たいです。
Null

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