「仮面ライダー」が一度は制作されなくなったのに、定期的に作られる様になった現在。それは「仮面ライダーBLACK」(と「仮面ライダーBLACK RX」)の功績だったと思う。そのリブート版。制作発表の頃から楽しみで楽しみで仕方なかった。で、観ました。第1話から5話をまでは夢中でした。そして段々と物語が怪しい方へ...。社会問題を真っ正面から描いた意気込みはビンビン伝わってきて、痛みを感じる程に心に響きました。西島俊秀さんの変身ポーズの切れ味も魅力的でした。でも何だかなぁ...。ヒーロー活劇としては駄目だった。過去と現代を行き来するストーリー展開も度が過ぎて、キャラクターに感情移入しにくくしてしまった。同じく社会問題を提起しながらヒーロー活劇としての「仮面ライダーBLACK」を描く事は可能だったのでは？第10話のオープニングで胸をトキメかせたのはオリジナルの「仮面ライダーBLACK」が頭をよぎったから。ダークヒーローでありながら、ヒーロー活劇を見せる事は可能だと言う事は「ダークナイト」で証明された。少しこだわりが強すぎて観客を置いてけぼりにしてはいないか？...すずめ怪人は悲しくて涙腺が緩んだ...。ロケ地どこだろう？大阪のコリアンタウンかな？
