課長とヒロシ

仮面ライダーBLACK SUNの課長とヒロシのレビュー・感想・評価

仮面ライダーBLACK SUN(2022年製作のドラマ)
4.4
課長(以下課):これはスゲーぞ!まさかの西島秀俊と中村倫也のW主演に濱田岳、吉田羊、中村梅雀など、邦画が一本撮れちゃうようなキャスティングに、監督はあの白石和彌(『孤狼の血』など)、コンセプトビジュアルは樋口真嗣、特撮監督は田口清隆という強力布陣で製作された「仮面ライダーBLACK」のリブートだっ!

ヒロシ(以下ヒ):しかも全10話一斉配信ですからねー!思わず7時間以上かけて全話「イッキ見」してしまいました!(笑)

課:アマプラオリジナル作品だが、前回の『仮面ライダーアマゾンズ』はAmazonがアマゾン作ったっていう小ネタかと思ったが、まさかのAmazonも本気だったというな!

ヒ:笑笑 ストーリーは完全オリジナルで、悪の秘密結社と闘うのではなく、怪人が普通に世の中に存在し、しかもマイノリティとして差別を受けているという設定で、勧善懲悪でない重厚な世界観が特徴です

課:アメリカで言うところの「ブラック・ライブズ・マター」を日本でしかも怪人と人間という視点でやってることで、物語がシリアスで深いものとなっているよな!しかもその発端となった50年前の事件と現在を同列で描くという凝りようだ!

ヒ:白石監督も最初は抑え気味でしたが、エピソード4あたりで本性を表して(笑)あとはラストまでエンジン全開でしたね!

課:恐らく仮面ライダー史上最も「流血の多い」作品だろうな。とにかく甘えなく悲劇を真正面から描く演出で、観ていて辛さもあるんだが、とんでもない逆境から力強く立ち上がるキャラクターに深く感動もする作品だな。、、あと個人的には三浦貴大演じるビルゲニアが大好きだ!

ヒ:笑笑 全編見どころたっぷりですが、特にエピソード9は神回だと思いますねー!仮面ライダー生誕50周年を記念して作られた本作、まさにその名に恥じない、重厚なテーマも受け止めれるコンテンツとして、シリーズの新たな可能性を見い出した作品じゃないでしょうか!オススメです!

ストーリー 4
キャラクター5
世界観   5
演出・演技 5
音楽    3
中学生は見ちゃダメよ!度99
課長とヒロシ

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