このレビューはネタバレを含みます
めちゃくちゃ感想にに悩む...いつもは雑に二、三行文章を書いてるだけだけど、今回はGOODとBADに分けてしっかり書こうかな。
【GOOD】
・アクション
泥臭い格闘戦でわりと好みだった。賛否
両論分かれてるみたいだけど個人的には
アリ
・ビルゲニア
BLACKでも扱いに困ってそうだったア
イツが、あんな記憶に残るキャラとなるとは思わないでしょ。間違いなく今作のMVP
・怪人の造形
原作リスペクトのリアルな造形でかなり好み。
・ゴア描写
1話の内臓ぶっこ抜きが最高。表現自体は多くないけどしっかりとインパクトに残る絵面で好感度高い
・OP再現
圧倒的再現度で作中で一番テンションが上がった
【BAD】
・差別描写
BLACK SUNの世界では、怪人がレストラン、バスなどから追い出されるなどの、一般人の中に「怪人は人間でない」という意識が植え付けられた状態でないと起こり得ない、60年代以前のアメリカで蔓延っていた黒人差別と同じような行われている。そんな状態でなぜ極右団体がは怪人排除デモをしているのか。極右団体に対する掘り下げがゼロに等しいため、怪人がどうして脅威なのかがよくわからず、ただのハリボテ組織になっていしまっている。
・政治的メッセージ
政治的な話を盛り込むのは良いと思うが、バイアスのかかりまくった、ツイッターの政治垢が垂れ流しているような妄言を映像化するのはアカン。
・呼称に対する違和感
ビルゲニアや怪人なのどの名称があの世界観で呼ばれているのにかなり違和感を感じる。このような名称で呼ばれていてもおかしくない世界観に寄せて欲しかった。
・下品な揶揄
安倍晋三がモデルである堂波首相のこと。過去編にて捉えられた堂波が漏らすシーンがあるが、安倍晋三が潰瘍性大腸炎に悩まされていたことの揶揄と捉えかねない。かなり不愉快
・ストーリー構成
過去編がいちいち入るためテンポがタルくなってしまっている。なんだかなあ...毎話ごとに、二幕構成とかにすれば良かったのかなあ。
【まとめ】
期待していた分残念な出来で、白石和彌に対する僕の評価もかなり落ちてしまった。ただ昭和仮面ライダーを大人向けにリメイクするのは好きなので次はストロンガーあたりをドラマ化してほしい。