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ザ・グローリー ~輝かしき復讐~ パート 2のtakanoひねもすのたりのレビュー・感想・評価

3.9
復讐実行編。

ムン・ドンウン(ソン・ヘギョ)のあの手この手絡めてなどなど緻密に糸を張った復讐計画。
そこには理解者の病院の院長の息子チュ・ヨジョン(イ・ドヒョン)がおり、更にはスパイ活動を始めたら生き生きしてきたカン・ヒョンナム(ヨム・ヘラン)と味方もできた。

公私両面でパク・ヨンジン(イム・ジヨン)を追い込んでゆく強強メンタルのドンウン。
資産家だろうとお天気キャスターだろうと警察に協力者がいようと復讐を完遂するために冷静に冷徹に手を進めてゆくけど、唯一のウィークポイントは母親(毒親)の存在か。

意外だったのはヨンジンの旦那。
特権階級特有の意識持ちで合理的で論理的な判断を常にし会社や家名に傷がつく事実は隠蔽しそうな印象だったのが、ヨンジンの過去を知るやいなやドンウンに理解を示し、更に、妻の浮気相手の子供(子供に色盲が遺伝している)だと判明してもひとり娘への愛情は変わらず。
寧ろ攻めの姿勢で守ろうとする……、そしてひとり娘の最後の障害は自ら手を下すという冷酷さ……たぶんあの3人(ドンウン、ドヒョン、旦那)は同じタイプの人間なのかも。

終盤は(え?ドヒョンは……?彼の隠された闇を知ってるよね?それなのに、屋上にいんの?)と、おい待てーーーー!と叫びたくなったけど、そこはやはりの展開にw



最後に監督のスキャンダルが流れてきて(あの凄まじいいじめの描写や台詞は……実体験だからこそ?……いやでも20人くらい引き連れて1人をボコるその手段がドラマよりヤバ過ぎでは)
とドン引いたものの、ドラマそのものは次の手が気になってぐいぐい観た、良かった。