前知識なしで鑑賞。政治家の行動については、現実的ではないとか、突っ込みどころが色々とあったとしても、それはそれ、エンタメとして見れば、劇画の実写版のような面白さがあった。骨太のドラマ大好き。
というのも、配役がよいし、演技のレベルも高くて、誰一人外れてない。唐沢寿明、ちょっと色のついた眼鏡をかけただけで漂ううさん臭さ。小林薫の計算高さ、藤木直人も真面目一本の地味な秘書官を好演。要潤も、能面みたいな珍しいキャラだけれど、これが最後にいきてくる。でも、何と言っても一番すごかったのは西田敏行。笑っているのか、怒っているのか、善人なのか悪人なのか、この訳の分からない底知れぬ怖さを演じられる人は唯一無二。彼がもういないことが残念でならない。
シーズン2はまだプライムに入っていないようなので当分おあずけを食らった気分だけど、このテンションを維持していればきっと面白いに違いない。