このレビューはネタバレを含みます
さすが、スタジオドラゴン。
原作のウェブトゥーンは未読。イ・ソンミン(タクシー運転手)、イ・ジョンウン(シングルマザー)、チョン・マンシク(刑事)にサイコのユ・ヨンソクと、名優揃いなので、面白くないはずがないと思いつつ開封しました。
先日観た『その電話が鳴るとき』のメソメソツンデレとは真逆のサイコを演じるユ・ヨンソク。鬼畜ぶりがすごいのと、こんな表情も出来るのかと驚くことだらけ。ボルテージが振り切れて、ご本人はさぞかし楽しかったでしょう。自分はノワールに慣れてるから目をそらすタイミングも長けたけど、胸糞ぶりはノワール並みかそれ以上なのでご注意ください。全10話で終わって良かった。
人間は血液を4kg失ったら死ぬそうです。途中、”金髪宝塚”ヨンソク、”SEVENのケビン・スペイシーなのかお前は”ユ・ヨンソクが観れます。ラストは明るく平和な家族のシーンでなんとか精神のバランスを取り戻せたけれど、ヨンソク自身のラストは濁り目のコンタクトなのか、ちょっとやそっとでは忘れられないすごい形相でした。ファンは、この後もう一度『その電話が鳴るとき』を観て、リセットしたほうがいいかも。一方、イ・ソンミンが全10話を通して変貌していく様は、さすがでした。