AG

ブラッシュアップライフのAGのネタバレレビュー・内容・結末

ブラッシュアップライフ(2023年製作のドラマ)
4.3

このレビューはネタバレを含みます

バカリズムさんは中身が女性なんじゃないかと思うくらい会話の再現度が高い。そして役者さんの再現度も高すぎる。自然すぎる。

友達や周りにこういう子いたよなって思う、懐かしくなる愛すべきキャラクター達。
お父さん役も絶妙にいい人なのに絶妙に嫌悪感をもたせてくる。

あの時こうだった、カラオケで何を歌ってた、〇〇ちゃんは今こうしてる、なんて、些末なことを思い返したり話したりして笑うことが愛おしくなる物語。

そして、その普段はどーーーでもいい、通り過ぎてくその時だけの会話が、このドラマでは伏線になって回収されていくのが面白すぎた。

そしてお仕事ドラマでもある。あーちんだけで市役所、薬剤師、テレビマン、研究者、パイロットになる。中村トオル役の中村トオルとか、市議会議員役のハリセンボンはるかも、タイムリーパー浅野忠信の使い方も豪華すぎるよ。

地元を離れたからこそ、近くにいることが奇跡みたいに思えるのかもしれない。
実際は戻りたいとも思えないけれど、
地元で暮らすということの楽しくていい面だけを奇跡みたいに取り出したドラマだなと思った。

子役の子が朝ごはんの鯖を見つめるシーンとか、マリリンとあーちんが最後の人生で小学生のときに出すハンドサインとか、最後の人生でウニを食べるシーン、中村機長のフライトキャンセルを知ったシーン、見ていて楽しいシーンがたくさんだった。懐かしアイテムもドンピシャであった。

胸に刻もう。顕微鏡のピントを戻さなくていいのは藤井聡太か大谷翔平。これは名言。顕微鏡でなくてもどの仕事でもそうだよ。コピー機の紙かたづけるとか、拡大倍率戻しとくとかね。

福ちゃんの絶妙な歌い方のオレンジレンジ、加藤の粉雪。
何回もきかされたら、絶対忘れないじゃないか。

久々に女友達と喋りたくなるドラマを見た気がする。
AG

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