大病院占拠のLenoirのネタバレレビュー・内容・結末

ネット、視聴者の存在が根幹にある話だった。
青鬼は、犯人が絶対悪、武蔵がヒーローだと決めつける世の中に絶望し、鬼になった。
武蔵の子供は、ネットという窓を通した父に対する意見と自分の視点での父とのギャップに翻弄された。
一つの窓から覗いただけで、部屋全体を理解した気になって軽率に発言（コメント）してはいけない。鬼は事件を一貫して配信することで視聴者に他の窓の存在を示した。警察の隠蔽事案から鬼のバックボーンまで伝えることで、他の窓を視聴者に気づかせたかったのだと思う。一面だけで理解するなと言いたかったのだと思う。それを私たち視聴者にも当てはめられる形になっていたのは良かった。

青鬼は口だけで分かった(笑)が、鬼の面が割れていく面白さもあり、内通者も分かりやすかった分、やっぱりな、として楽しめた。
あと本当にぐんぴぃ出てたし、役にハマりすぎてて面白かった。