このレビューはネタバレを含みます
今ある命を大事にしようと、
心の奥底から思いました。
涙なしには見られない良作で、
沢山の人に見て欲しい作品です。
「ここは生まれる命と消える命が、
絶えず交差する場所」
この言葉から始まる産婦人科の物語。
始まる命と閉じる命が沢山ある中で、
何も知らないで誹謗中傷したり
偏見を抱くことはあったとしても、
口にしてはいけないなと強く感じました。
そして、母子手帳の話。
「小さな手帳は愛で溢れてた。
でも、その純粋な愛はずっと続くとは限らない。
傷ついたり歪んだりして形が変わってしまうこともある。
ただほんの一瞬でも、世界中の誰よりも愛されていたという証があれば、私たちは生きていける。
そして、いつか誰かを愛することもできる気がする」
確かに愛の証なのかもしれないけれど、
なんとなくこの心持ちは危ういなと
感じました。