原作、脚本は漫画家のカン・プル、演出「キングダム２」のパク・インジェ。キャストにリュ・スンリョン、チョ・インソン、ハン・ヒョジュ、チャ・テヒョン、etc...。映画組大集合という感じ。映画の監督が撮るとどうしても映画っぽい画面になるし、ドラマの監督が撮るとドラマっぽい画面になるのだけれど、これは漫画のコマ割りみたいな画面が続き、新鮮な感覚。韓国ドラマ史上最高額の製作費をかけただけあって、CGや特殊効果などとても丁寧。個人的には似たような戦闘シーンやグロシーンが長すぎて食傷気味。制作側提案は16話完結のところ、原作者の強い希望で20話になったとのこと、この辺が原作者のこだわりか。
チョ・インソンやハン・ヒョジュを押さえてネームテロップ筆頭に来るリュ・スンリョンてどんな役者さんだろうと思ったけど、妻の葬儀のためにわんわん泣きながら喪服に着替えるあのシーンだけで納得。戦場で冷たい骸になるエキストラを含めて、いなくて良い役はひとりもいない。時間軸が行ったり来たりして未知の部分を埋めていく手法や、家族の細かいエピソードや感情の表し方も繊細。気分的には満点。でもやっぱりアクションシーンが長すぎた。
