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プレイ・プリのmoonのレビュー・感想・評価

プレイ・プリ(2023年製作のドラマ)
3.0
 「愛の不時着、梨泰院クラスのプロデユーサーが手掛ける云々・・・」というキャッチ―なコピーでハードル上げ過ぎたねという感じ。監督は世界で一番可愛い私の娘、いばらの鳥などのキム・ジョンチャンで経験豊富な中堅どころ。脚本は「青春ブロッサム」のパク・ユンソン。主演に子役出身キム・ヒャンギと5千人の中からオーディションで選ばれた新人シン・ヒョンスン。「予測可能な典型的キャスティングは避けたかった」「新鮮さをアピールしたい」とはプロデューサーの弁。新鮮ではある。が、少なくはない出演者の中で、今まで見た事があるのはキム・ヒャンギさんと放送局の局長と主人公の父親の3人だけ。人気ウェブ漫画が原作なのでプロットも良いし、演出も丁寧、OSTもとてもお洒落なのだけれど、出演者が地味すぎて画面に花が無い。ドラマ的な動きもあまりないし、いったいどこで盛り上がるのだろうと思っていたら、盛り上がらずに終わってしまった。
 企画意図として、「40代以上の既存の韓ドラファン以外の層を呼び込みたかった」そうだけど、ガッツリ40代以上の私の心にヒットしなかっただけで、若い人々の心には何かうったえるものがあったのだろうか。
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