ヤング・スーパーマン(スモールビル)が大好きで、もう5回見てます。シーズン10までの総評です。
とにかく高校時代の青春テイストが秀逸で、秘密を隠しながらラナと段々親密になる過程が面白い。ちょっと古いだけあって、毎回登場するミュータントなどがダサかったりCGが全然ダメだったりとかあるけど、まあその辺は目をつぶりましょう。
前半本筋のテーマはラナとの恋愛と、最初は好青年だったレックスがいかに悪の道に進む事になったのか、と言う部分が交差しながら進みます。
クラークケントの定番能力も一つ一つ開花しますが、空を飛ぶ事だけは最後までできません。飛ぶ事=スーパーヒーローとしての目覚めと言う感じなので、最後まで取ってあります。
登場人物も魅力的で、特にクロエがいい。最初は道化師的な役割ですが、どんどん中心的存在になっていきます。それだけに、リアル生活での事件が残念でなりません。
クロエに限らず、ピート役も私生活ではかなり問題があったり、スワン博士として登場する初代スーパーマン役のクリスタファー・リーヴが途中で亡くなったり、初代ロイス役のマーゴット・キダーも登場しますが、精神を病んで、こちらもドラマ途中で死亡。なんかスーパーマンって呪われてるのでは？と思えるほどです。
そんな事があっても10年間、なんとかやり遂げてくれました。後半はデイリープラネットにシーンが移りますが、残念ながら高校卒業後はイマイチ面白く無い。ゾッド将軍率いるカンドール人の件はいらなかったのでは？ 前半のレックスの善と悪の葛藤を丁寧に描いていたのに、最後はよく分からない絶対悪で帳尻を合わせたと言う感じです。
何度も見たら、整合性が取れない事も沢山あるのですが、まあ10年にも渡るヒーロー大河として評価します。
