sho

今日もあなたに太陽を ~精神科ナースのダイアリー~のshoのネタバレレビュー・内容・結末

4.0

このレビューはネタバレを含みます

わりと直接的な表現があるのでしんどいときに見ると引きずられそう。ダウン自身がうつになって自分が病気であることを否定するパートがキツかった。
ソワンの物語は解釈というか飲み込むのがつらい。就職したくても高学歴で成績のいい奴はたくさんいる、だから公務員なのだという話をするところで、なんとなくソワン自身に帰結させるのではなくて韓国社会に投げかける感じが少しあったから、もうちょっとそのあたりも見たかったなと思った。管理機構として機能する側?の精神医学的な話に触れてたらというか(「ここ(精神科)には優しい人が来る」だけではなく)、最後に「境界」の話があったけど、その境界は(ある意味)社会の要請にしたがって医学が決めてるだろうし。韓国の社会が要請する「正しい人間のあり方」、そこに乗れない苦しさの度合いみたいなのをもっと具体的に知りたかったのかも?
主任とぶっきらぼうな医者が、お互い素直になれないなりにちょっとずつ距離縮めてるのがかわいかった。あと毒親から解放されるドゥルレの話も好きだった。
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