ラグナロク13

聖者の行進のラグナロク13のレビュー・感想・評価

聖者の行進(1998年製作のドラマ)
3.7
シナリオ70点
キャラ50点
演出78点

全体的に暗い雰囲気が漂う、漫画ドラマゲームアニメなにもかもが暗かった90年代特有のドラマ。一話に一回虐待されるシーンがあり、これをゴールデンで放映してたのははっきり言うとなかなかにクレイジー。主人公が知的障害者でその障害者作業所が差別虐待の温床などと言う事は今の時代には絶対に放映できないだろうな。逆に放映できないレベルなまでドラマが下がったのか。
だがシナリオにちょっと問題がある。このドラマの野島伸司にありがちな毎回インパクトのあるシーンを作り出そうとして展開がかなり破綻したり、ストーリーがおかしくなったり、キャラが適当に死んだり。それにシナリオがいくらなんでも暗すぎる。途中美少女の知的障害者がウェンディグドレス姿でレイプされたり、一話から主人公の事を厄介払いしようとしてる家族だったり、ネタバレになるが作業所に裁判を起こしたのだが、アウトオブアウトな行動をしている作業所側が何故か勝ってしまったり。
流石に胸糞の度が行き過ぎてる。
実話らしいがまあかなり演出し過ぎな所がある
ただ、いしだ壱成の名演技や工場長など光る物はある。
そして一番の問題点が主要キャラがいしだ壱成、酒井法子、広末涼子というのが、しかもドラマの良心側だということがまた面白い。
いしだ壱成の演技だけだこの作品は見た価値はある、