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だが、情熱はあるのmasiのレビュー・感想・評価

だが、情熱はある(2023年製作のドラマ)
2.5

ラジオで語られてきたエピソードが散りばめられ、自分の事ではないのに懐かしかったり、悔しかったり。そう言う楽しさは、あります。

ただ、若林の苦悩や憤懣がアイコン的に表現されて行きますが、高橋海人の美しさに照らされて「マジでどうにもならない」って見えないし、エロ、貧乏、狂気、悪態、酒、タバコ、イビリ、谷口、袖破り、ヘイト…が決定的に足りないと感じます。地上波だからってのもあるのはわかりますが、物足りない。

あとロケーションとルックがまあ気が抜けてる。むつみ荘以外、なんか空気ゼロ。全く工夫がない。埃っぽいとか、薄暗いとか、眩しいとか、エアコン効きすぎてるとか…空間の演出が無くペタンとしてる。照明もカメラワークもこだわりを感じない。時間と金が無いのだろうか。

ナレーションもマジでノイズ。マジでいらん。
情景でわからせる事が充分出来たはず…。
毎話「はーい!ここ感動シーンでーす!」って感じのだっさい演出と相まって再現V感が。


タイガさんマエケンやサトミツぐらいは本名出せないのかね?スゲー違和感が。ビトタケシをなぜださん。薬師丸ひろ子と坂井真紀はあきらかにキャスティングミスだろ…

それでもリトルトゥースとしてあたたかく見ています。バアイ!
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