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キャシアン・アンドーのmasiのレビュー・感想・評価

キャシアン・アンドー(2022年製作のドラマ)
5.0
ep3まで
キャサ…キャサ…

帝国黎明期。市井の人々の姿が映し出される。
労働者、売春婦、密告者、革命家、小さな権力者。
共和制から帝政への過渡期…理性と狂気の狭間、革命の穂乃火は灯された。キャシアンは飛び立つ。マーヴァといつか見た陽の光を受けて。
「耳障りな音だろ?報いが訪れる音だよ。」

ep4
キャシアンが残したスターパスユニット。デトラは盗品の傾向と反復性から組織的な反乱の兆候を見出す。モスマの綱渡り、シリルの左遷、アルダーニでの無謀な作戦。静かに支配と抵抗とが軋む音。
「居眠りした日にゃ斬首刑だ」

ep5
アルダーニの作戦に加わる反乱者にはそれぞれの動機があった。愛、金、復讐、信念、あるいは嘘か。先住のアルダーニ人文化の抹殺も語られる。あと過干渉なシリルママン。。
「シリル、背筋をのばしな。外でもそんな感じかい」

ep6
議会は力を失い、ゆっくりと全体主義の帷が降りていく。しかし人々の多くに危機意識はない。そんな時、アルダーニの一撃は、帝国の暴虐を引き出し、茹でカエルに迫り来る死を思い知らせる。
「反乱の最前線はどこにでも存在する」

ep7
NIAMOS!リゾート地に身を潜めたキャシアンは憲兵隊の反乱分子一掃の捕物に出くわす。誤認逮捕…簡易裁判…投獄までの流れは、もはや隠す事もしなくなった帝国の暴政を見事に象徴している。
「しっくすいやーず(棒)…ガチャン!」

ep10まで
勤勉なISB、強制労働、わずかな希望、モンモスマの苦悩、扇動、痛快なエクソダス!ルーセンが失ったもの…
「会話じゃない。あれは尋問よ」

ep11
ソウ「大義のためか」
ルーセン「何とでも言え。」
ソウ「ならば“戦争”と呼ぼう。」

ep12
石と空!石と空!
全ての因果がリックス通りに。
マーヴァは死して民衆に語りかける。
“帝国という病は我々が眠るほどに力を増す…生まれ変われたら私は早く目を覚まして戦う。このクソどもと”
小さな波は洪水となって、通りを飲み込んだ。
「俺を殺せ。でなきゃ俺を仲間にしろ」



ダンク・ファリック!
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