このレビューはネタバレを含みます
「本当の人に会いたいね
この宇宙でただ一人の相手と、巡り会いたい
何万年も前から、ずっと変わらぬ唯一の人へ」
若者の代弁者はブルーハーツか野島伸司か。
少年少女たちの、怒り、悲しみ
行き場のない感情達。
友情あり、恋愛ありの青春群像劇が
野島伸司の手にかかると
こうなるんだなぁ。
私の好きな小説の一節にこんなのがある。
『人生には、五十年一緒にいるよりも、ずっと心に残る短い出会いもある』
鑑別所での1ヶ月。
あまりに濃い1ヶ月。
その1ヶ月に永遠を手に入れたんだね。