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日曜の夜ぐらいは...のtjrのレビュー・感想・評価

日曜の夜ぐらいは...(2023年製作のドラマ)
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今までの人生で1番好きなドラマだった。
主演3人がとにかく素晴らしくて、3人ともがインタビューで涙を流していて、どれだけこの作品に本気かが伝わってきた。

3話まではとにかく辛くて、観ていてとてもしんどい。
貧困と介護という向き合うしかない辛さのサチ、自分が何をした訳でもないのにやり過ごすしかない辛さの若葉、自分ではよかれと思っているのに上手くいかず気付けば独りな翔子。
幸せを拒絶することで辛さに耐えていた面々が、お互いを思うことで笑顔になっていくのが本当に良かった。
4話以降は毎話冒頭から泣きっぱなし。少しずつ幸せに向かう彼女らを観て、よかったねって口から出ていた。

岡山天音演じるみねや、カフェプロデューサーの賢太、そしてサチの母や若葉の祖母まで、恋愛を一切挟むことなく、幸せに生きていく共同体を結成する。
パズルのピースのようにそれぞれがあるべき場所に収めるサチの手紙のシーンは鳥肌と涙が止まらなかった。

こんなにもキャラクター全員に魅力があって、どの組み合わせでもワクワクするチームってなかなかお目にかかれないと思う。
主題歌の完璧さも相まってオールタイムベスト入りしました。
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